山田俊治『大衆新聞がつくる明治の〈日本〉』NHKブックス、2002 --2010/06/17(Thu)

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 明治期には、当時の新しいメディアであった新聞が各種発行された。

 ジャーナリズム史でいうと、まじめな正論を論じる大判の「大新聞」と女子ども向けで市井の事柄を多く取り上げる小判の「小新聞」とに分類されるのだが、この本は、主に初期の小新聞の代表的存在といえる読売新聞の記事内容を題材にしている。

 新聞という存在と社会、文化、啓蒙、大衆ジャーナリズム、国民国家などとの関係を論じているが、薄い割に多様な論点をあつかっていてよい本だと思う。特に、まじめなジャーナリズム論を展開していないところがよい。

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ダニエル・V・ボツマン『血塗られた慈悲、笞打つ帝国』インターシフト、2009 --2010/06/08(Tue)

tinuraretajihi7.jpg  タイトルすごいけど、原書では、"Punishment and power in the Making of Modern Japan"。「近代日本期の刑罰と権力」といったところでしょうか。

 副題は「江戸から明治へ、刑罰はいかに権力を変えたか?」とある。こちらの方がわかりやすい。帯にも褒めちぎりの言葉がまぶしてあったりして、編集者の作戦でしょうが、このタイトルで得しているのか損しているのか微妙なところ。

 でもまあフーコーの『監獄の誕生』を意識して書かれていることは間違いない。

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フランシス・ハチスン『美と徳の観念の起源』玉川大学出版局 --2010/06/07(Mon)

hutcheson8.JPG   この本の初版は1725年で、ハチスンはグラスゴー大学教授だった人物。そのポストの後釜がアダム・スミスであったということもあり、スコットランド道徳哲学に強い影響を与えたといわれている。

 ハチスン自身も牧師だが、18世紀の前半はいまだかなり神学色が強く、神学と道徳との結びつきの問題が哲学であった時代。しかし、そうした傾向に啓蒙主義的な思想が入り込んできた時代でもあった。

 正直、おもしろい本ではない。というか今の時代で一般受けする書籍ではないが、その時代には広く受け入れられたというので、当時の考え方と思想の流れを知る必読書といえるだろう。 

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キャロリン・コースマイヤー『美学 ジェンダーの視点から』三元社 --2010/06/03(Thu)

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 最近、美学関係の本を読むことが多くなった。古典主義からロマン主義への移り変わりに近代的な心性への変移があるのかなと思って、基礎知識をえようと思っているのだが、ロマン主義をとらえることが思いのほか難しくてなかなか進まない。このコースマイヤーの『美学』は、たまたま図書館の新刊棚にあって、目次に興味を引かれたのでとりあえず読んでみようと思い手にした。

 美学が学として誕生したのは、18世紀半ばだときまっている。というのも1750年のバウムガルデンの『美学』がその学の出発点だとされているからだ。

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蛍の季節 --2010/05/31(Mon)

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 今年も蛍がでてきましたよ。

 家に帰ったら、闇夜にほのかな点滅が。

 追っかけてみるといましたよ。

 時期的にはちょっと早い気がします。

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