第3回 栄養素:たんぱく質はなぜ必要か

栄養素としてのたんぱく質の働き
 1.人の体のたんぱく質を作る
 2.エネルギー源となる
 3.窒素を含む体構成成分合成における窒素の供給

「オシッコ」って何でしょう?
 私たちはなぜオシッコをするのでしょうか.
 私たちは,体内で,生きていくためにさまざまな物質代謝を行っています
 物質代謝の過程でいらなくなったものや体外に捨てたほうが良いものができてしまいます
 これらの物質を捨て去る手段がオシッコです
 従って,水に溶けるタイプのものしか捨てられません
 また,水分や無機質のイオンなどのように,体内の量や濃度や相互のバランスを保つ調節の役割もオシッコがしています
 このようにオシッコのに溶かされて排泄されるているものは,それ以前に体外から食物として摂取した成分か,成分のなれの果てです
 従って,オシッコに含まれているものを,排泄された量に見合う量を補充せずに,そのままにしておいては,体内のこれらの成分の量は減少してしまいます

 ○例えば,オシッコは水が主成分です
 ですから,水を補給しなければ,体内の水分が少なくなり,ミイラになってしまいます
 ○例えば,おしっこの中にカルシウムが存在しています
 ですから,カルシウムを補給しなければ,骨のカルシウムが減って骨が弱くなってしまいます
 ○例えば,おしっこの中にはたんぱく質のなれの果てである尿素が存在しています
 ですから,たんぱく質を補給しなければ,体のたんぱく質は減り,健康を維持できません


 エネルギー源としてのたんぱく質の特徴
 量的に多く摂取する糖質,脂質,たんぱく質はいずれも有機化合物でありエネルギー源として利用できる
 糖質,脂質は,基本的に炭素,水素,酸素からなり,体内で酸化され,二酸化炭素と水となる過程でエネルギーが発生する
 一方,たんぱく質は,炭素,水素,酸素のほかに,窒素を含む
 窒素は酸化されたら,毒性が強い酸化窒素となってしまい,人体にとってはデメリットが大きい
 そこで,たんぱく質に含まれる窒素を,毒性の低い尿素に変換して,尿と共に排泄している
 従って,たんぱく質は,糖質や脂質に比べ,エネルギー源として利用した場合,利用後の物質を排泄する際の負担が大きい