氏名 | 鎌田素之 KAMATA, Motoyuki |
役職/職名 | 准教授 |
出身大学/大学院 | 北海道大学/北海道大学 |
取得学位 | 北海道大学 博士(工学) |
研究職歴 | 2002.04-2004.03 国立保健医療科学院水道工学部研究員 ((財)日本食品衛生協会および(社)長寿科学振興財団リサーチレジデント) 2004.4-2009.3 関東学院大学工学部社会環境システム学科 専任講師 2009.4-2013.03 関東学院大工学部社会環境システム学科 准教授 2013.04-2017.03 関東学院大学理工学部理工学科生命科学コース 准教授 2017.04-現在 関東学院大学理工学部理工学科応用化学コース 准教授 |
研究分野 | 分析化学・水道工学・水処理工学・機器分析 |
所属学会 | 日本水環境学会,土木学会,日本環境化学会,日本水道協会 |
連絡先 | motoyuki<AT>kanto-gakuin.ac.jp |
研究業績は
こちら
水道水源における農薬とその分解物の調査
農作物を安定的に生産する上で農薬はなくてはならないものです。しかし、有害性があることが分かっている化学物質を田畑のような開放的な空間に散布する点で農薬は他の化学物質と大きく異なります。特に、我が国では水稲が盛んなことから農薬による水環境や水道水源の汚染が懸念されます。加えて、環境中に放出された農薬は分解されたり、浄水処理によって様々な物質に変化し、中には農薬そのものよりも有害性の高い物質に変化することもあります。我々の研究室では特に水道水源において監視の必要な農薬の選定や環境中や浄水処理過程における農薬や分解物の挙動について研究を行っています。例えば、テフリルトリオンという除草剤は全国の水道水源から検出され、特に監視が必要な農薬でしたが、塩素処理によって未知の分解部CMTBAとなり、水道水から検出されていることを明らかにしました。このように様々農薬や我々の身の回りの有害性物質の水環境中における挙動を最新の分析機器を用いて明らかにし、水道水の安全性の向上に努めています。