氏名 松井和則
MATSUI, Kazunori
役職/職名 教授
出身大学/大学院 東京大学/東京大学
取得学位 東京大学 理学博士
研究職歴 1980.04-1986.03住友電気工業(株)
1986.04-現在 関東学院大学
研究分野 物理化学・材料化学
所属学会 日本化学会・表面技術協会・日本希土類学会・MRS-J
連絡先 matsui<AT>kanto-gakuin.ac.jp

研究業績は LinkIconこちら
 
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光と物質の相互作用を利用した科学技術は、様々な分野でますます重要になっています。本研究室では光機能を有するさまざまな物質の作製と物理化学的な評価に関する研究を中心として、主な5テーマについて研究に取り組んでいます。

有機、無機物質の蛍光

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紫外線・可視光線などの光エネルギーを吸収して、蛍光を発する物質があります。これらは、塗料、印刷インキ、蛍光ペン、ディスプレー、蛍光灯、白色LEDなど様々な用途に用いられています。また、通常の蛍光物質は、励起源を遮断すると発光しなくなりますが、励起源を遮断後も蓄えられたエネルギーを徐々に放出し、長時間発光を続ける長残光蛍光体(蓄光塗料・夜光塗料とも呼ばれています)もあります。この物質は、時計の文字盤や避難誘導標識などに広く用いられています。有機・無機複合蛍光体や長残光蛍光体の発光機構や特性の向上を目的とし、研究に取り組んでいます。

酸素検知剤

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食品が酸素に長時間触れていると、品質の劣化が起こります。その劣化防止のため、脱酸素剤と酸素検知剤が食品包装内にしばしば同包されています。さらに酸素検知剤は色の変化で酸素の有無が確認できるので、異物混入やフードテロ防止などの期待がされています。本テーマでは新たな酸素検知剤の開発にチャレンジしています。

Cu2Oマイクロ結晶の湿度センサー

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さまざまな電解質溶液中で銅箔の表面状態を調べていく中で、Cu(OH)2、CuOおよびCu2Oの結晶を選択的に生成できることを見出しました。その応用例として生成した銅酸化物の結晶を利用した湿度センサーへの応用を検討しています。

色素ドープゾル-ゲルガラス

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シリコンアルコキシドの溶液反応で、様々な色素、金属イオン、錯体とガラスの複合体を作製できます。光学材料、光化学反応場、化学センサーなどへの利用を視野に入れて研究しています。

アルミニウム陽極酸化皮膜の染色

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アルミニウムを陽極酸化して、表面に無数のナノサイズの細孔をもつ陽極酸化皮膜を形成し、細孔内に色素や顔料を吸着させて染色するアルマイト染色という技術は広く工業的に利用されています。さらにナノ細孔と機能性色素を利用した光機能材料への応用が注目されています。本テーマでは色素吸着の新プロセス,色素の分光特性の解明などについて研究しています。

学生の声

 

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