基礎化学、ペプチド化学
本研究室は、学内の化学に関する科目を含めた様々な基礎的な学習の支援に貢献しているほか、ペプチドの合成や性質に関する研究を行っています。ペプチドとは、複数個のアミノ酸がつながってできている化合物であり、身近なところでは食品に含まれる成分として知られています。また、体内で重要な働きをするペプチドなども多数報告されており、私たちが生きていくうえで欠かせないものとなっています。近年では、ペプチドの合成方法が非常に発達しているため、目的とするアミノ酸配列が分かれば実験室内でも化学合成をすることが可能です。本研究室では、体内で様々な働きをする可能性のあるペプチド類の化学合成を行います。特に、体内の酵素などを阻害するペプチドを合成し、病気の治療などに役立てていきたいと思っています。