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はじめに

機械工学とは

 機械工学は、今までに発展してきた科学技術の知識・知恵を用いて、今日から明日に向っての全人類的観点から見て、有益と思われる”もの”を作るために必要な解析や実験、またそのための道具・装置・機械などを創造する学問分野です。

機械学系の歴史

 1949年(昭和24年)の学制改革とともに関東学院大学工学部の中の一つの学科として発足しました。発足当時、我が国の工業界は、重要性の認識が高いにもかかわらず、技術者を養成する教育機関は充分とはいえませんでした。特に、キリストの教えに基づく人格・要素を身につけた技術者の養成機関も、極めて少なっかたのです。これらの状況の中で、本理工学部は、「無償の隣人愛とそれに基づく人格の陶治」という崇高な理念のもと、適切な判断力ならびに知力を養うとともに、社会に奉仕できる心豊かな技術者の養成を教育目標として掲げ、その実践に努めています。そして、その教育を、社会人教育ならびに生涯教育の一環として捉えて、基礎知識・学力の蓄積ばかりでなく、応用技術の実際的な訓練も含めて、創造力豊かで倫理性の高い技術者の養成を教育目的としてきました。このような理念に基づく目標・目的を達成するための教育方針としての講義(授業)科目は、社会状況、産業界・工業界の変化、科学技術の発展等の影響を受け、大きく変化しながらそれぞれに応じつつ現在に至っています。

教育理念と特色

教育理念

 本機械学系は、機械工学を構成する種々の学問分野のうち、材料力学、工業熱力学、機械力学、水力学および材料・工作を5本柱とし、また機械工作実習関係、機械設計・製図関係、機械実験関係などの実学を重視し、さらに人の感性によるものづくりを目指した教育を取り入れた体験学習を通して学び、各自の希望に応じた人材の育成を目指しています。さらに、物の高信頼化、高効率化や技術の精密・正確化とシステム化を根底におき、新エネルギー、省資源、情報化技術などの新しい時代に対する要請にも対応できる、そしてアイディア豊かで、表現力・行動力を伴った人材の育成を本学系の理念としています。

特色

 先進機械コースでは、総合機械、自動車、ロボティクスの3つの専攻を設定しています。学生は、従来の機械工学を学ぶ「総合機械専攻」、自動車・ロボットを通して機械工学を学ぶ「自動車専攻」・「ロボティクス専攻」の3つから希望の専攻に所属し、機械工学の知識や技術を幅広く習得します。
 3専攻すべてに共通して、機械工学の基盤となる材料力学、熱力学、機械力学、流体力学を学び、同時に実習・設計・製図などの実技を習得します。
 また、1年生から4年生まで少人数による学生教育をおこなうことにより、創造力、コミュニケーション能力、問題解決能力を身に着け、人間性豊かで技術者倫理を有するエンジニアを育成します。

総合機械専攻

 日常生活において欠かせない家電製品や産業機械などあらゆる機械製品を題材に、4力学(材料・熱力学・流体力学・機械力学)を設計、実験・実習から学びます。

自動車専攻

 機械製品の中でも自動車を題材に内燃機関の構造やボディの空力特性、走行性能や制御技術を4力学(材料力学、熱力学、流体力学、機械力学)から学びます。

ロボティクス専攻

 ロボットを題材に複雑な動きを実現するために必要な機構、制御技術を4力学(材料力学、熱力学、流体力学、機械力学)から学びます。

カリキュラム

学習の流れ

 1年次には主に基礎分野の科目を学習し基礎を固めます。2~4年次には専門分野を学修しますが、2年次では専門分野の中でも基礎となる科目から学習します。また,3年次から研究室に所属し卒業研究に取り組みます。

基礎
フレッシャーズセミナ
大学で学ぶための基礎的な授業です。パソコンをツールとして使いこなす方法、文書の書き方、レポートの作成方法、大学生としてのマナーや社会常識(ビジネスマナーも含む)を学びます。一人の教員が10人前後の学生を指導します。
フレッシャーズプロジェクト
2から3人のチームでプロジェクトテーマを設定し、インターネットやフィールドワークで調査した結果を分析し、場合によってはものづくりをして、レポートにまとめてプレゼンテーションするという、エンジニアとしての第一歩を経験します。
専門基幹科目・専門基礎科目
理工学に関する基礎的分野である「数学」「物理学」「化学」「生物学」「地学」「実験」「情報」を学び、理工学の各分野に共通する基礎となる理論・方法・技術を身に付けます。
専門
体験的・実践的学習
体験して学ぶ、失敗して学ぶ、学びの成功体験ができます。
座学
一般の座学においても、プロジェクト設定型、演習型など、可能な限り工夫をこらしています。
実験・実習
一人ひとりの個性を伸ばす少人数教育を実施しています。また、課題のまとめとしてプレゼンテーション、ポスターセッションを実施することにより表現力が上達するようにしています。
インターンシップ
自らの専門・将来のキャリアに関連した企業や官公庁に体験就業する研修システムです。
研究
卒業研究
4年間の大学生活の集大成。研究成果を卒業論文としてまとめ、発表会でプレゼンテーションします。
学習の流れ

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カリキュラム

授業について

注目の科目

 現在、注目されている科目について、そのいくつかを以下に紹介します。

フレッシャーズプロジェクト(1年/共通科目分野)

 一人の教員が、10人程度(グループ)の学生を指導します。そのグループ内で、さらに3~5つ程度のプロジェクトテーマが決められ、テーマごとのチームに分かれて、テーマに関わる調査・研究・開発活動を行います。機械関係にとどまらず、広く工学あるいは技術に関連して、現在問題や課題となっているテーマについて、複数の学生との共同作業(チームワーク)によって、調査・分析・提案・設計開発・まとめなどを行い、最終的にはその成果をポスター展示(あるいはホームページ)発表します。技術者に必要な協調性、企画力、調査活動、研究活動、成果発表、コミュニケーション力などが育成できるようになっています。

工業デザイン概論(1年/総合機械科目分野)

 デザインは製品の機能と質を高め、共感と感動を与えるとても重要な分野です。授業では、生活感性、造形感性をベースにして生活機能を高め、産業の発展、環境の改善、文化の向上を目指していく創造的活動とも言える工業デザインの具体事例を取りあげながらデザインの概念を提示します。課題を通してデザインの構想、発想、イメージ表現を行い、工業デザインヘの理解を深めていきます。

航空宇宙工学(2年/総合機械科目分野)

 地球環境を宇宙から監視したり、新しい薬や材料を開発したりというように、宇宙を積極的に利用する時代が21世紀です。宇宙利用に必要なロケット、人工衛星、宇宙ステーションの設計製作は、機械技術者にとって重要な仕事であり、壮大なロマンを秘めています。授業では、ロケットの飛行原理や月面基地計画といった最先端の技術を学ぶことができます。宇宙という壮大なフィールドヘ、大きな夢を抱いて挑んでください。

プロジェクト(2年/実験・実習科目分野)

 観念的な座学から具体的な実学への応用を目指す授業です。実習を通じて、講義で学んだ理論の実際を学んでいきます。自分で発想した内容で学ぶという積極的な姿勢が求められ、だからこそ、真の力がつく授業内容になっています。自らに備わった五感をフルに使って発想し、問題の把握と解決を回る能力を身につけましょう。学生自身の主体性と興味を尊重し、個性を重視しています。

自動車製作作業 自動車製作完成車両 ボーリングロボット

科目について

 授業科目は大きく分けて、次の3つの科目に分類されます。

共通科目

 共通科目は多様なカリキュラムを提供しています。おもに教養科目、保健体育科目、外国語科目の3種類の科目を学びます。豊かな人間性と教養を身につけ、倫理性の高い技術者の育成を目指しています。

専門基幹科目・専門基礎科目

 機械工学の専門を学ぶ上で必要となる基本的な科目が専門基幹および専門基礎科目です。おもに、数学、物理・化学、情報科学(スキルを含む)を学びます。
 数学は、機械工学における解析的分野に対する基礎であり、実験データの処理などにも基本的手段を与えるものです。
 物理・化学系の科目は、機械工学の諸現象を学ぶ際の基礎知識を与える意味で重要です。
 情報基礎及び演習 I・IIおよびプログラミング基礎・プログラミング応用は、機械工学の分野においても、実験データの処理や、大規模なシミュレーションを行う上で必要です。もちろん、機械工学の分野だけではなく、21世紀に生きる人間にとって、活用できることが日常生活をする上で求められています。

専門科目

 機械学系専門科目は、共通分野を含めて、材料力学、機械力学・制御、熱力学、流体力学、機械製作・材料、設計・製図および実験・実習の8つの分野から構成されています。それぞれの分野には、少なくとも一つの科目が必修となっています。そのため将来の進路や自分の興味に合わせて自由に選択することができます。

大学院(機械工学専攻)

沿革

 機械工学専攻の修士課程は1966年に設立され、博士課程は1977年に設立されました。また、専修は6のそれぞれ独立した分野から成り立っており、機械工学の分野を広くカバーしています。

目的

 急速な技術革新の中で、「ものづくり」の基盤を支える機械工学の役割も従来の熱・流体・材料・振動・設計・加工に加えて、メカトロニクス・情報などの先端分野へも対応する必要が生じてきました。また、一つの製品に多くの分野が関わるようになってきています。その意味において、機械工学は「ものづくり」の中心的存在として、その重要性がますます増加してきています。
 このような社会的要請に応え得る、きっちりとした基礎学力と深い専門的能力を備えた高度技術者、研究者の育成を大学院レベルで行なうことが近年求められています。そこで、本専攻では、幅広い機械工学の分野に対応するため、専攻分野を機素・計測・制御工学、材料力学・設計工学、流体・熱工学、材料・生産工学の4つのグループに分け、有機的に学部と連携を取って、教育研究活動を行っています。特に本専攻では、「ものづくり」の原点に立って、理論やシミュレーションに終わらずに、実験・演習を組み込んだ先端技術の習得に力を入れています。
 博士前期課程では、学部で得た基礎知識を基に、技術革新に対応できる高度な専門的能力を備え、社会で即戦力となる人材を育成します。さらに、博士後期課程では、大学・公的機関・企業等で自立して研究活動を行える研究者の育成を行っています。

特色

 特に専修分野に関しては、学部専門科目の積み上げ方式になっており、発展コースとしての科目により博士前期課程のカリキュラムが構成されています。また、選択科目に関しては、必ずしも学部専門科目の積み上げ方式ではなく、先端的な学問領域にも広く理解を深められるよう、独立した科目として選択できるカリキュラムが構成されています。

科目

 大学院(博士前期課程・博士後期課程)では、下記の専修(科目)を設置しています。

博士前期課程(機械工学専攻)

専修 担当者
計測・制御工学 教 授:金田 徹
機械情報工学 教 授:小松 督
流体工学 准教授:宮永 宜典
熱工学 教 授:辻森 淳
准教授:武田 克彦
材料・生産工学 教 授:柳生 裕聖
教 授:内山 光夫
講 師:堀田 智哉

詳細はこちら(PDF)

博士後期課程(総合工学専攻)

専修 担当者
機械工学 教 授:金田 徹
教 授:小松 督
教 授:辻森 淳
教 授:柳生 裕聖

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