マイクロ流路内の流動シミュレーション †
- マイクロ流路内の溶液の混合状態を解析するために、散逸粒子動力学法(DPD法)用いた独自のプログラム(C++プログラム)を開発しています。
- DPD法は粗視化分子動力学法の1つであり、流体のもととなる分子の集団や、複数の原子を1つの粒子として扱うことにより、大規模な計算が可能です。
- DPD法を用いた流体解析を実施するために、壁面と流体の摩擦を考慮できる独自のプログラムを開発し,流路内における溶液の混合状態を解析できることを確認しました。
- またY字流路パターンにおける混合状態の解析が可能な、計算プログラムも開発中です。

- Otoha Ebine, Mao Hamamoto, Hiromasa Yagyu, "Channel Cross-sectional Shape Effect on Fluid Mixing Simulation using Dissipative Particle Dynamics with Wall Interaction", The 28th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences (MicroTAS2024), Montreal (13-17 Oct. 2024), T066.d.
- 海老根音羽,浜本真央,柳生裕聖: "散逸粒子動力学法を用いたマイクロ流路内の溶液混合シミュレーション",電気学会 第41回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム講演論文集, 仙台 (2024年11月),25A4-C-5.
- 海老根音羽,柳生裕聖: "DPD法による微細流路内の二相流の均一混合時間の流速依存性の解析",電気学会 第41回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム講演論文集, 仙台 (2024年11月),27P3-PS-78.
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