2019年2月8日(金)に理工学部生命学系の卒業研究発表会が行われました。
卒業研究発表会は、4年生が行った卒業研究の成果をプレゼンテーションする場です。今年度は8つの研究室から計52題の発表がありました。教員や院生、4年生だけでなく、2~3年生も参加して活発な議論が交わされ、有意義な時間となりました。
《題目一覧》
【川原研究室】
・大腸菌リピドA 脂肪酸転移酵素遺伝子を利用した大腸菌リピドA構造の改変
・テレフタル酸分解菌のG+C含量の測定
・有機リン系化合物分解酵素の遺伝子破壊に必要とされるプラスミドの作製
・Aureispira marinaが産生するセラミド様脂質の化学構造の解析
・Bacteroides fragilis菌体脂質の化学分析
・Enterococcus faeciumが有する酸性糖脂質の精製と構造解析
・Bordetella属細菌のリポ多糖O抗原の構造解析
・Sphingomonas asaccharolytica由来オリゴ糖型スフィンゴ糖脂質の化学的性状
・スフィンゴモナス属細菌に導入可能なシャトルベクタープラスミドの修復
・Klebsiella pneumoniae脂肪酸転移酵素遺伝子の導入による大腸菌リピドA構造の改変
【尾之上研究室】
・大腸菌変異株由来LPSの脂肪酸構造とIL-6産生能
・食品添加物の繰り返し投与によるNB-1細胞への影響
・培養細胞における新たな透過型電子顕微鏡用試料作製法の検討
・免疫活性のための高純度ペプチドグリカンの調製
・乳酸菌由来ペプチドグリカンの構造とサイトカイン産生量の関係
・フローサイトメーターを用いたアポトーシスの検出
・大腸菌由来リポ多糖の脂肪酸組成と免疫反応との関連性
【清水研究室】
・Aspergillus属菌が産生するオクラトキシンのLC/MSによる定量法の検討
・利尻産酵母を用いた低温活性のあるリパーゼ産生株の獲得
・白色腐朽菌のリグニン分解酵素のゴム分解への関与
・C. neoformansのURA2遺伝子欠失株の獲得とScURA2挿入株の作製の試み
・Heparinase遺伝子ホモログはC. neoformansのDBB染色反応に必須である
・Polyketide synthase遺伝子PKSの転写解析用プライマーの設計
・C. neoformansの莢膜合成関連遺伝子CAP64欠失株の細胞外莢膜成分の検出
・Wickerhamomyces psychrolipolyticusが産生する細胞外分泌リパーゼ
【海老原研究室】
・テンにおけるうま味受容体T1R1遺伝子の解析
・テンの甘味受容体T1R2遺伝子の単離同定
【近藤研究室】
・ゼニゴケのMpCHS2の解析
・ゼニゴケシグマ因子MpSIG2.1の過剰発現体の作製
・ゲノム編集によるZAT9H1欠損変異体の作製
・シロイヌナズナを用いた植物に高温耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・シロイヌナズナを用いた植物にUV-B耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・オーキシン添加によるゼニゴケの高温ストレス耐性付与効果について
・4-PBAによる根毛増加作用の解析
【飯田研究室】
・マイクロ波照射加熱下での溶媒の温度と沸点との比較-過熱現象
・マイクロ波照射下でのTMSCNとカルコンの反応の選択性
・マイクロ波照射下でのエステル化反応
・固相触媒開発における固相担体へのエーテル結合導入の検討
・マイクロ波照射反応におけるエーテル結合を用いた再利用触媒の検討
・マイクロ波照射下での1,4-付加反応とβ-ラクタム環への変換
・1-ブロモアダマンタンを用いたメマンチン合成
・4-PBA類似体の合成と藻類細胞への影響
・生命体にマイクロ波照射が及ぼす影響調査のための基礎研究
【新家研究室】
・ハプト藻Tisochrysis luteaにおけるオイル蓄積機構の解明
・アルケノン高産生変異株の解析
・重イオンビーム照射変異によるアルケノン分解抑制株の探索
・ハプト藻Tisochrysis luteaにおけるアルケノン合成系の解明を目指して
・アルケノン不飽和化酵素の転写制御因子探索
【北村研究室】
・ミミズ腹髄神経節左右側神経束からの神経活動の同時記録
・ミミズ古典的条件づけにおけるNO合成酵素阻害剤L-NAMEの影響
・ミミズT字迷路学習実験系の構築とその評価